2026-03-27 救い 詩 何もかも失ってしまったが 人を好きになる気持ちだけ残っていた 片想いの季節が僕にとっては幸福だった 相手にも同じ感情があると知った時 僕にそれを拒む強さはなく 崩壊への道を歩むのだ 付き合って暫く経つと 君は痺れを切らしたのだろう 日帰りで何処かへ出かけようと求めた 何かに押されるように僕は頷いた 帰りの駅のホームで君は 僕の機嫌の悪さを指摘した それを否定した僕の声は尖っていたに違いない 恋を愛に進めることは至難で せめて思い出になれば救われる