barondock57’s blog

主に詩を掲載します。

救い

何もかも失ってしまったが

人を好きになる気持ちだけ残っていた

片想いの季節が僕にとっては幸福だった

相手にも同じ感情があると知った時

僕にそれを拒む強さはなく

崩壊への道を歩むのだ

 

付き合って暫く経つと

君は痺れを切らしたのだろう

日帰りで何処かへ出かけようと求めた

何かに押されるように僕は頷いた

 

帰りの駅のホームで君は

僕の機嫌の悪さを指摘した

それを否定した僕の声は尖っていたに違いない

 

恋を愛に進めることは至難で

せめて思い出になれば救われる